神前式の結婚式では、注意点がいくつかあります。最初に入場があるのですが、入場にも参列者が加わります。花婿花嫁、親族などに続いて、友人も列を成して進みます。前の人に続いて歩くだけなのですが、神社によっては入場の際に水で手と口を清める手水の儀と言う儀式が入ることもありますので注意が必要です。次いで参列者が気をつけたい儀式は、玉串奉奠と言う儀式です。これは玉串礼拝とも呼ばれ、花婿花嫁が玉串を神前に供える儀式のことです。花婿花嫁が玉串を供えて、二拝二拍手一拝をするときに、参列者も全員起立して同じく二拝二拍手一拝をします。ここで、二拝二拍手一拝とは、二回お辞儀をして、二回拍手を打ち、一回お辞儀をする、神社におまいりをする際に必ずする作法のことです。もしも媒酌人がいる結婚式ならば、花婿花嫁の後に媒酌人が玉串を奉げます。この場合には、参列者は媒酌人に合わせて二拝二拍手一拝を行いますので注意しましょう。次いで、親族杯の儀では、巫女が参列者の杯にお神酒を注いで回ります。全員にお神酒が注がれた後、一同起立して飲み干しますが、ここで注意すべきは、三回に分けて飲み干すことです。一口で飲み干してしまわないように注意が必要です。