6月の結婚式シーズンもようやく落ち着きを見せ始めました。最近では内閣の景気活性化政策である「アベノミクス」の影響もあってか、「ジミ婚」から挙式および披露宴を行おうと考えているカップルが増加傾向にあるということです。
では、そもそも現在のような結婚式の形はいつごろから行われてきたかご存知でしょうか。
昔から結婚という制度はあったものの、女性が男性の氏姓を名乗るのではなく、「男性が女性のもとに通って結婚生活を送る」という形が主流でした。なので、結婚したといえども別居であり、生まれてきた子供は母親の元で育てられるという「母系社会」であったといわれています。
歴史上、儀式的な結婚式を挙げるようになったのは奈良~平安時代から始まったというのが通説になっています。はじめは皇族の宮中行事として、自然の恵みに感謝しつつ新しい家族が形成される事実を八百万の神に報告するといった感じの奥ゆかしいものだったようです。やがて貴族間の婚姻にも儀式的なものを行うようになったのを契機に、庶民の間にも浸透していったものと考えられています。
今のような、男性の家に女性が入るような形になったのは鎌倉~室町時代からだといわれています。武家同士の家と家との結びつきを重視するようになったことが結婚式の歴史上のターニングポイントで、このころには親類知人を呼んでの酒宴や引き出物、そして持参金など現代にも通ずる結婚式がなされていたようです。鎌倉~現代までおよそ800年の歴史の中でスタイルが大幅に変化していないのも世界的に珍しい現象なので、伝統を途絶えさせぬよう後世まで伝えるのが現代人の使命ともいえます。
とはいえ
時代に合ったトレンドもあります。たとえば引き出物などはかなり多様化しており、オリジナリティが問われるようになりました。送って喜ばれるギフトの筆頭としてはクオカードなどではないでしょうか。クオ(QUO)カードはコンビニエンスストア・書店・ドラッグストア・ファミリーレストラン・ガソリンスタンドなどの様々なシーンでご利用頂ける全国共通の商品券(ギフトカード)です。そのままだと味気ない金券ですが、オリジナルカードを作れるサイトを使えばWEBからオリジナルのクオカード印刷を申し込めます。絵柄を記念写真などで印刷すれば立派なギフトになります。使うのが惜しいくらいですが。